相場の参加者

『実需と投機』

為替取引の中身は、実需取引投機取引のどちらかになります。


実需取引とは貿易会社などが決済目的で外貨調達するような場合で、為替差益を狙い売買を繰り返すものが投機取引です。


もっと簡単にいうと、外国の株を買うのにドルが必要、石油を輸入した代金を払うのにドルが必要など、実際に経済取引に使うために調達するのが実需


私たちのようにFX会社などを利用して為替取引で儲けようとしているのが、投機です。


そして、実需取引と投機取引の割合を見ると、投機取引が全体の9割を占めると言われています。


実需は輸出入決済を必要とする貿易取引会社。外国債券、外国株投資をする機関投資家、その代表的な保険会社などにより発生します。


いっぽう、投機は意外と思われるかもしれませんが、銀行。そしてすぐ思いつくヘッジファンド、私たち個人投資家などにより発生します。


投機取引は、比較的短い期間で反対取引がおこなわれます。これは、為替差益を確定する必要を考えるとすぐのわかります。


使い道が決まっている実需は、基本的には反対取引はありません。あっても数ヶ月先などなになります。


実需が発生すると反対取引がないので、為替相場の方向性をつくりやすくなり、それに反応して投機資金がその方向に流れ込む。


また、逆に投機取引は、反対取引が発生するため短期に相場が動きやすく、実需の売買時期に影響してきます。このように実需と投機は互いに為替相場に影響しあっています


外国株などに投資する機関投資家は、決算時期などに関係して為替取引をすることがあるので、会社の決算月近くになると動向が注目されます。


為替取引をはじめたころは、為替取引の参加者がだれなのか?どう相場に影響するのか?知らずに取引していました。


参加者の動向によって相場は動きます。参加者を知り特徴的な動きを把握することで、相場の季節感を知ることもできます。この機会に参加者の特徴を研究してみて下さい。きっと役立ちます。

2006年01月06日 00:21